レイヤー2スイッチ / L2スイッチ

※カスケード接続、ルーターとの接続ポート分も必要になりますので、ポート数には注意が必要です。

・冷却ファンの有無

冷却ファンがついている製品は回転音が発生します。常時人がいる場所ではファンレスの製品をお選びください。

・壁面やラックへの設置

基本的にはラック内への収容をお勧めしますが、壁面やデスク再度に設置する場合は、壁設置ブラケットやマグネットを併せてご購入いただく必要があります。

・ループガード機能

ケーブルを誤って差し込んだ場合、通信不安定になったり、ネットワークがダウンしてしまう場合があります。差し間違えてしまった場合に、ループ状態を判断し、防ぐ「ループガード機能」があります。保守メンテナンスの稼働や、トラブルを減らしたい場合は、ループガード機能対応製品をお選びください。

・「外部電源タイプ」と「電源内臓タイプ」

外部電源・・・ACアダプタータイプの製品です。(コンセント形状 2極)
内部電源・・・3極ACケーブルタイプの製品です。(コンセント形状 3極)

・VLAN機能付き(ポートベースVLAN,タグVLAN,マルチプルVLAN)

VLAN機能付きを希望の場合は、VLANの種類を確認します。

ポートベースVLAN

タグVLAN

マルチプルVLAN

※お客様の条件によって対応できるVLANを搭載したスイッチを選択する必要があります。

・インテリジェントスイッチ(SNMP)

スイッチ本体やスイッチのポート状態(パソコンが接続されているか、否か)、トラフィック量、エラーパケット数など、様々な情報を監視・管理することができる機能を搭載したスイッチです。遠隔で状態管理したり、ネットワークマネージメントソフトなどで一括管理することができます。お客様から指定がある場合や遠隔で状態を管理できることが望ましい場合に、インテリジェントスイッチを選択します。

・ForceMDI

スイッチポートをストレートケーブルで端末に接続す状態(MDI-X)に固定する、もしくは、スイッチポートをストレートケーブルでスイッチとカスケード接続ができる状態(MDI)に固定設定ができる機能です。ループ発生防止の機能として使われます。

・SFPスロット数

SFPモジュールを接続するためのスロットです。基本的にはUTPケーブルに接続されるRJ-45ポートですが、光ケーブルを直接スイッチに接続したい場合には光ケーブルのコネクターに合わせてモジュールを選ぶことができます。

・IEEE802.1X規格

パソコンなどの端末がネットワークに接続するための認証を行う企画です。IEEE802.1X認証サーバーを立てて、パソコン端末の認証用ソフトで認証された場合にネットワークに接続できる仕組みが作れます。

・QoS(Quality of service)

通信の品質を確保する機能です。スイッチを通過するデータに対して、特定のデータを優先的に通信させたり、通信速度を保障したりする仕組みです。例えばIP電話による音声通話やTV会議システムなど、エラー状態が人のに感覚として認識される通信にはQosを利用します。

・ミラーリング

特定のポートで通信しているデータを指定したポートに複製する機能です。ネットワークの障害発生時にネットワーク上で流れているデータを解析したい場合などに利用します。

・トランキング

スイッチとスイッチをカスケード接続する場合に、複数のケーブルを利用してスイッチ間の通信帯域を拡張する機能です。大きなデータ通信が頻繁に行われる環境に有効です。複数のケーブルで接続する構成となるため、回線の二重化(冗長構成)にも利用されます。

・ポート固定設定

スイッチのポートを通信速度と通信方式を固定設定する場合に利用します。カスケード接続するスイッチとのオートネゴシエーションが正しく機能していない場合や、端末の通信設定が固定設定になっている場合に利用します。

・EAP透過

IEE802.1X認証で認証サーバーとクライアントの間で仲介役となるスイッチと端末の間に、仲介役となれないスイッチを接続する場合は、EAP透過機能を有するスイッチを選びます。端末と認証スイッチ間はEAPメッセージという特殊なデータを流しますが、中間に配置されるスイッチにEAP透過機能がないとデータは破棄されてしまい、認証が行えません。