用語集 オフィス家具
【A~Z】
- ABS樹脂
- スチロール樹脂にゴム成分などを加えた樹脂。耐薬品性、耐衝撃性、耐熱性に優れている。
- CH
- ceiling height 天井高。
- D
- depth 奥行き。
- ELV・EV
- エレベーター。
- FM 【 Facility Management 】
- 企業の事業活動において使用する施設や機器、 それらを利用する人々の環境などが「ファシリティ」と呼ばれ、ヒト・モノ・カネ・情報に次ぐ第五の経営資源といわれている。「ファシリティマネジメント(FM)」とは、それらファシリティを最適化するための「経営管理活動」にあたる。
- H
- height 高さ。
- JIS (ジス) Japanese Industrial Standard
- 日本工業規格。工業標準化法により主務大臣が定める鉱工業品の種類・形状・寸法・構造などに関する規格で、日本工業標準調査会が調査を行い、通産省が認定する。合格した製品には(JIS)マークがつけられる。
- JOIFA(ジョイファ)
- 社団法人 日本オフィス家具協会。
- lx
- ⇒ルクス。
- MDFボード
- ミディアム デンシティー ファイバー ボード。木材繊維を熱圧成型した中質繊維板で強度、加工性に優れている。
- Pタイル
- プラスチックタイル。プラスチック樹脂を原料とするタイルのことで、塩化ビニル樹脂を用いた床タイルなどがある。
- PL法 【製造物責任法】
- 製品の欠陥によって生命、身体又は財産に損害を被ったことを証明した場合に、被害者は製造会社などに対して損害賠償を求めることができる法律。
- PP
- ポリプロピレン。
- PS(パイプ-スペース)
- 建物で、ガス・給排水などの設備用配管類をまとめて納める空間。
- PVC [polyvinyl chloride]
- ポリ塩化ビニル。
- SH
- seat height 椅子の座の高さ。
- W
- width 幅。
- φ(ファイ)
- 直径。
【ア行】
- アクリル(-- 繊維)
- アクリロニトリルを主成分とする合成高分子からなる合成繊維。羊毛に似た感触を持つ。
- アジャスター
- 書庫やデスクなどの高さを調節する装置。
- アルマイト仕上げ
- アルミニウムの腐食しやすい欠点を補うため、表面に酸化アルミニウム皮膜をつくったもの。
- アルミダイキャスト
- アルミニウム合板を溶かし形成しともの。錆びにくく軽い。
- アンカーボルト
- 柱・土台や機械類を取りつけるため、コンクリートの基礎や柱・壁などに埋め込んだボルト。
- インテリジェントビル
- 高度な情報・通信機器の設置とその十分な利用を目的に設計・施工されたビル。主としてオフィスビル、スマートビルなどがある。
- ウレタン塗装
- 天板などの木部の塗装に使われ、ラッカー塗装、ポリエステル塗装に比べ硬度が高い。
- ウレタンフォーム
- ポリウレタンに発泡材を入れたもの。断熱材やクッションに用いられる。
- エポキシ
- 分子の末端に反応しやすいエポキシ基をもつ樹脂状の化合物、およびその化合物と硬化剤とを重合させて生じる熱硬化性合成樹脂の総称。
- エルゴノミクス
- 人間の身体的・精神的機能や性質を研究し、それに適した機械や環境を設計し、開発する学問や考え方。
- エンプラ樹脂
- エンジニアリングプラスチックの略。耐熱性、機械的強度、耐摩耗性に優れている高性能プラスチック。ナイロン、ポリカーポネイド等がエンプラの代表。
- 押出成型
- 金属やプラスチックなどの材料に強圧を加えて、隙間から押し出し形状を作る方法。
- オレフィン系素材
- 廃棄後の焼却時に塩化水素ガスを発生させない樹脂。
【カ行】
- ガスダンバー
- 木材を繊維方向を互いに平行にして接着剤で接着した人工材。
- 旧JIS(キュウジス)
- 戦後まもなくのJIS規格なのでインチ計算の規格。
- 強化ガラス
- 板ガラスを軟化点近くまで加熱したあと、空気を吹きつけて急冷し、表面に圧縮力を生じさせたガラス。
普通ガラスに比べて五倍くらいの強度があり、破損した場合は全体が小さな粒(つぶ)になる。
- クロムメッキ
- 酸化クロム(VI)の硫酸溶液をめっき液とし、目的の金属製品を陰極に、鉛または鉛合金を陽極に用いたメッキ。硬くて光沢のある銀白色のメッキ面が得られる。
- クランプ
- 固定するための、ねじのついたコの字形の金具。
- 軽量鉄骨
- 薄い鋼板を成形した軽量形鋼を用いた鉄骨。
- 煙感知器
- 火災により発生する燃焼生成物を検出する器具で、イオン化式と光電式とがある。
- 合成皮革
- 基布上にポリアミド・ポリウレタンなどの合成樹脂を塗り重ねて、天然皮革に似せたもの。
【サ行】
- 再生PET
- ペットボトルなどの再生可能樹脂を同じ樹脂製品として再生された素材。
- 集成材
- 木材を繊維方向を互いに平行にして接着剤で接着した人工材。
- 消防法
- 火災を予防し、警戒し及び鎮圧し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、 火災又は地震等の災害に因る被害を軽減し、 もつて安寧秩序を保持し、社会公共の福祉の増進に資することを目的とする法律。
- スタッキング
- 収納スペースを抑えるために重ねて収納することができる商品。
- スチール
- 鋼鉄。はがね。
- 製造物責任法
- 製造物の欠陥により人の身体、財産等に被害が生じた場合の製造業者等の損害賠償責任について定め、 被害者の保護を図ることを目的とする法律。 1994年(平成6)制定。PL(product liability)法。
- 積層合板
- ベニア板(主にラワン材)通常3mm厚を何層かに張りあわせ、圧力を加えて作った素材。
- セルラーフロア
- デッキ-プレートの溝を配線路として用いた床。
- セールスマンデスク
- フリーアドレスデスク。2人及び3人で使用できるデスク。スペースセービングに最適。
- ソフトエッジ
- 軟質塩化ビニールを押出し成型した物を巻いたエッジ。
【タ行】
- 耐火金庫
- 「耐火金庫」は耐火性能を重視し火災時庫内温度が177℃以下に保つように作られた製品(機種によって性能差がある)。ただし、庫内は湿度が充満するので、湿度に弱く極端に熱に弱い宝石類、磁気メディア製品等は専用保管庫が必要。
- ダブルサスペンション
- 引出しが奥まで引き出せるように作られた2重の停止装置。
- 電子黒板ん
- 書いた内容をそのまま縮小して紙にコピーできるホワイト-ボード。
- 坪
- 1坪=2畳=約3.3m2
- 突板
- 材面の美しい木材から刃物で薄く削(そ)ぎ取った板。化粧用材として合板などの表面に接着して用いる。
- 動線(どうせん)
- 建築・都市空間において、人や物が移動する軌跡・方向などを示した線。設計などを行う際に機能性・居住性を判定する指標となる。
- 共縁
- 一般的にメラミン化粧板の天板に、縁材にもメラミン化粧板を使用する事。接着剤で固定する。
【ナ行】
- ナイロン樹脂
- 衝撃に対する強度が高く、椅子の脚部などに良く使われる。
- 難燃(なんねん)
- もえにくいこと。
- 日本オフィス家具協会
- オフィス家具(オフィス及び公共施設に使用される家具)に関する調査研究、情報の収集及び提供、普及啓発等を行うことにより、オフィス家具産業の健全な発展、オフィス及び公共施設の整備を図り、もって国民経済、社会、文化の向上に寄与することを目的として設立された。
- 人間工学
- 人間の身体的特性や精神的機能を研究し、それに適合した使いやすい機械を設計したり、活動しやすい環境をつくったりするための学問。
【ハ行】
- パーチング
- 「立つ」と「座る」の中間の姿勢。通常より高い椅子に中腰程度の軽く腰掛ける姿勢で座ることで、腰・脚の負担を分散する。岡村製作所が提唱する姿勢。
- ハニカム構造
- 薄い二枚の板の間に蜂の巣を輪切りにしたような多孔材をはさんだもの。軽くて強度があり、自動車や航空機の構造部材として使われる。蜂の巣構造。
- 巾木
- 壁の床に接する部分に張る横板。靴などで壁を傷つけるのを防ぐ。
- パーチクルボード
- 木材を粉砕化して接着剤を用いて加熱圧縮成型した板。天然材に比べて寸法の狂いが少ない。
- ファシリティマネジメント
- 効率的な活動を行えるように、建築物の設備・人員組織などを総合的に管理すること。
- フラッシュ構造
- 枠組みの両面に合板などを張る、いわゆる太鼓張り。軽量化を図れる。
- フリーアクセスフロア
- 床下の配線・配管を自由に行えるように二重にした床。
- フリーアドレス
- 従業員に固定の自席を割り振らないオフィスの形式。営業など社外にいる時間の多い部署のスペース削減が主だが、ワーカーの作業効率化を目的とする場合もある。
- 不燃(ふねん)
- 燃えないこと。燃えにくいこと。
- プリント合板
- 化粧紙を合板表面に貼りウレタン塗装したもの。
- プラスターボード
- 焼き石膏に鋸屑(おがくず)やパーライトなどを混ぜて水で練ったものを、厚紙の間で成型した板材料。防火性があり、壁材・天井材などに利用。
- ベース
- 書庫などのいちばん下に置く土台。
- 防炎
- 燃え広がるのを防ぐこと。(-カーテン・-素材)
- 防盗金庫
- 特定の工具を使った「扉のこじ開け」対応を図り防盗性を向上した金庫。
- ポリウレタン
- ウレタン結合により高重合体となっている高分子化合物の総称。耐摩耗性・耐薬品性・耐溶剤性・耐老化性が高い。溶剤に溶かして塗料や接着剤とし、さらに繊維としても用いられる。
- ポリエステル
- 多価カルボン酸と多価アルコールとの縮合重合によって得られる高分子化合物の総称。代表例はテレフタル酸とエチレングリコールからつくられるポリエチレンテレフタレート繊維で、テトロン・ダクロンなどの商標名で普及している。抗張力・折り曲げ強度・電気絶縁性が高く、合成繊維やフィルム材、機械・電気部品として広く利用される。
- ポリエステル化粧板
- 合板に化粧板を貼り表面にポリエステル樹脂と硬化剤を混合した物を流しセロファン紙をあててローラーで流し、硬化させた化粧板。硬度は4H(ダイヤモンドは10H)
- ポリ塩化ビニル
- 塩化ビニルの単独重合あるいは酢酸ビニルなどとの共重合により得られる高分子化合物。酸には強いがアルカリには弱い。 単独重合体は硬質パイプや板に、可塑剤を加えてフィルム-シートに、共重合体は各種成型品や合成繊維などと用途が広い。略称 PVC。
- ポリプロピレン
- 耐熱性、耐薬品性に富み成型性及び表面の仕上がりもよい。また再生可能樹脂の代表的存在。軽くて成型が容易。
- ホルムアルデヒド
- 刺激臭のあるガス状の化学物質。目、鼻、喉が刺激され、咳やくしゃみ、粘膜の炎症を起こす。化学物質の中でも特に強いアレルゲン(抗原性)を持っているためアレルギー症状を引き起こし、皮膚炎、気管支炎、肺臓炎、ぜんそくの原因となるほか、アトピー性皮膚炎や他のアレルギーを悪化させる作用がある。シックハウス症候群の原因の一つとされている。
【マ行】
- 幕板
- デスク、テーブル、カウンター等の裏面の板(天板と脚をついでいる板)。
- メラミン化粧板
- 合板に化粧板を貼り表面にメラミン樹脂と硬化剤を混合した物を流しセロファン紙をあててローラーで流し、硬化させた化粧板。硬度は9H(プラスチックの中では最高硬度。ダイヤモンドは10H)と、非常に硬質で傷つきにくいので天板の表面材として使用される。
- モールドウレタン
- ウレタンフォームの成型品。
【ヤ行】
- 焼付塗装
- 熱硬化性樹脂を材料とする塗料を使用した塗装。一般的にはメラミン樹脂を使用。熱を加えることにより部材に付着する。
【ラ行】
- ラッカー塗装
- ニトロセルロース・樹脂・顔料などを揮発性溶剤に溶かした塗料。乾燥が非常に速く、耐水性・耐摩耗性に優れる。
- ラッチ機能
- 開錠した引出しが何らかの反動で出てくるのを防止するための簡易施錠。
- ラテラル書庫
- 引出し式の書庫。
- ルクス
- 照度の SI 単位。1平方メートルの面積に1ルーメンの光束が一様に分布しているときの表面の照度を1ルクスとする。 記号「lx」。
- ルーバー照明
- 照明調整器具。薄い金属(または樹脂)板を格子状に組み光源をおおって光をやわらげる機能の付いた照明機具。
