収納家具の種類と選び方
収納家具のラインナップ
今回は、オフィスの収納をご紹介します。 オフィスで用いる収納は、デザインやサイズが統一されたものを組み合わせて使う、システムキャビネットが一般的です。大きく分けると、扉のないオープンタイプ、扉付きのタイプ、引き出し付きのタイプなどがあります。システムキャビネットは、これらを組み合わせて使います。
オープン型 | 両開き扉型 | 両開きガラス扉型 |
---|---|---|
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引き違い扉型 | 引き違いガラス扉型 | ラテラル型 |
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組合せにはオプションが2つ必要で、1つは連結金具、もう1つは書庫ベースです。
連結金具には、上下連結金具と左右連結金具があります。シリーズによって、金具がセットで付いているものとそうでないものがありますので、購入する際は注意しましょう。
書庫ベースは、設置面を水平に保つために使います。オフィスの床は水平になっているように見えますが、わずかに傾いているケースが大半で、そのまま書庫を置いてしまうとガタついてしまいます。ガタつきのある状態で上下連結をするのは非常に危険ですので、ベース一体型と謳われた書庫以外を設置する場合は必ず書庫ベースを使いましょう。
書庫の組み合わせイメージ
形状バリエーション(一例)
A

オープン
B

スチール引戸
C

ガラス引戸
D

スチール
両開き戸
E

ガラス
両開き戸
F

引き出し
G

整理庫
H

両開き戸
ハイタイプ
I

片開き戸
ハイタイプ
J

スチール引戸
(3枚)
K

ガラス引戸
(3枚)
L

シャッター書庫
M

上置き


例1セット配置寸法(目安)高さ2160×幅4950×奥行450mm
A | B | D | E | F |
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オープン | スチール 引戸 | スチール 両開き戸 | ガラス 両開き戸 | 引き出し |
×1 | ×1 | ×1 | ×1 | ×1 |
G | H | I | J |
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整理庫 | 両開き戸 ハイタイプ | 片開き戸 ハイタイプ | スチール 引戸(3枚) |
×1 | ×1 | ×1 | ×1 |

例2セット配置寸法(目安)高さ2150×幅3600×奥行500mm
A | D | F | G | H |
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オープン | スチール 両開き戸 | 引き出し | 整理庫 | 両開き戸 ハイタイプ |
×1 | ×2 | ×2 | ×1 | ×1 |
書庫選びのポイント
先ほどご紹介したとおり、組み合わせる書庫には幾つかの種類があります。 どれを選ぶかは、入れる書類の用途や、オフィスのレイアウトによって、異なってきます。 それぞれのメリットとデメリットは以下の通りですので、最適なものを選ぶようにしましょう。
オープン型 | |
---|---|
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|
両開き扉・両開きガラス型 | |
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|
引き違い扉型・ガラス引き違い扉型 | |
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|
ラテラル型 | |
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|
高さと奥行きについて
使いやすさや安全性を十分考慮して、高さを決めましょう。 人の手が届く範囲までは書類を収納することができます。したがって、高さの目安は組合せの合計で2100mm程度としてください。
注意点としては、上置専用のものと下置専用のものがあることです。上置専用の書庫には、ガラス両開き扉やガラス引き違い扉など、ガラス扉のものがあります。ガラス扉を下に置いていると、万が一チェアなどが当たった場合にガラスが割れ、ケガをしてしまう恐れがあります。下置専用としては、ラテラル書庫があります。引き出しタイプですので、高いところにおいてしまうと取り出しが難しくなります。

書庫は種類によって適した置き方があります。
奥行きは、一般的に2種類があります。 一つは450mmサイズです。A4・B4サイズ対応の書庫では現在一番多く使われ、B4E型のボックスファイル程度の大きさまで収納できます。収納する書類や資料などのサイズが一定でない場合には便利ですが、面積の狭いオフィスで使用する場合は、動線の邪魔にならないような引き違い書庫などを使用するのが良いでしょう。
もう一つは、400mmサイズです。400mmサイズを使うと、A4サイズの書類や資料がピタリと収まります。A4サイズは最近の書類のほとんどを占めるサイズです。A4サイズしか使わないのであれば、スペース効率も良くなるのでおすすめです。
書庫にはさまざまな種類や用途があります。また、大型の家具ですので防災・防犯対策も必要です。もし書庫をお選びで迷った際は、専門家に相談してみましょう。
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