地震発生時の危険を防ぐための、正しいローパーテーションの使用法
前回に引き続き、オフィス家具の地震対策です。オフィスには、ミーティングスペースなどで簡易に間仕切るためローパーテーションを使用するケースがありますが、正しく設置しないと地震発生時にとても危険です。ローパーテーションを正しく使用するために以下のことに注意しましょう。
- ローパーテーションは転倒しないように床固定、壁固定などをしましょう。また組み合わせた時のジョイント部やパネル自体の強度が強いものを選択するよう心掛けましょう。
- ローパーテーションは転倒しにくいように、コの字型やL型、T型、十字型などのように、有角に組むとともに、直線部分をあまり長くせず必要に応じてT字状にパネル(帆立て)を入れ補強します。
- 必要に応じて安定脚を用い転倒しにくくするのと同時に長い直線のレイアウトは避けてください。直線のレイアウトの場合は3m程度を目安として、必ず両エンド部分に安定脚を取り付けましょう。
ローパーテーションは比較的不安定な家具です。そういった点をよく考慮して使用は必要最小限にとどめ、注意点を念頭において設置しましょう。ドアパネルなどを用意したシリーズもありますが、セキュリティの観点からはあまりお勧めできません。間仕切りで部屋を構成する際は、ハイパーテーションでの設置をお勧めします。