通路の幅は、最低でも1.2mを確保する【オフィスレイアウトの基礎知識(第7回)】
通路の幅は、一般的に肩幅が広い成人男子が余裕をもってすれ違うことが出来る寸法を取ることが基本となります。
通路については、幅や避難設備へのアプローチなど消防法や建築基準法などの法規で決められていますので、専門家に相談することをおすすめします。
建築基準法に基づく廊下の幅は、廊下に面する扉の有無により異なります。オフィスでは壁に面して部屋がない、あるいは片側のみに部屋がある場合は1.2m以上、両側に部屋がある場合は1.6m以上としなければなりません。
したがって、オフィスの一般執務スペースなどの主要な通路も上記の寸法に準じ、1.2m以上を確保することが望ましく、なおかつ家具のレイアウトによる凹凸も出来るだけないようにしましょう。また、非常時のことも常に念頭においておく必要があります。