オフィスのスペースを必要な機能別に配分する最適な方法【オフィスレイアウトの基礎知識(第5回)】
スペース配分とは、オフィスにおける機能スペースを必要な面積に従って配分することをいいます。
各機能スペースがオフィス全体に占める割合をスペース配分率といい、スペースの使用効率をみる目安となります。
オフィスレイアウトをプランニングする際、特に一般執務スペースがその他のスペースと比較してどの程度の割合を占めることになるのかを考慮することは大変重要になります。
各企業の業務特性により異なりますが、オフィスの機能スペース全体に占める一般執務スペース面積は全体の50〜60%程度が一般的です。
利用度の低い機能スペースを縮小して一般執務スペースを広くすることは、スペース効率を高め、単位面積あたりのコスト効率をよくすることに繋がります。また効率的なスペース配分を算出するには下記の数式を参考にするのも良いでしょう。
- オフィス面積×配分率=機能スペース
- 執務スペース面積÷入居人数=1人当たり執務室面積
ただし、躯体の形状やその他の要素もありますので、一概には数式だけで決定できるものではありません。
必ずオフィス管理士などの専門家を交えて検討するようにしましょう。