デスクとデスクの間の最適な通路幅【オフィスレイアウトの基礎知識(第9回)】
日本のオフィスにおいて最もポピュラーな「対向式」でレイアウトした場合、デスクとデスクの間をスムーズに人が通れるスペースとして1800mm必要になります。
これは、両サイドが着座しデスクワークをしている場合に人が一人スムーズに歩ける寸法になります。
スペースに余裕が無い場合でも経験上、最低寸法として1400mmはないと横歩きで通り抜けるような状態になりますので注意が必要です。後ろを人が通るたびに椅子を引かなければいけないようでは、仕事に対する集中力も途切れてしまい、機能的なオフィスとは言えません。集中力や効率を考えてもより広い通路を確保したいところですから、レイアウト変更や引越しの際は通路幅が充分とれるよう専門家ともよく相談しましょう。