前回に続き、家具メーカーの環境に対する取り組みです。環境を汚さないエコな塗装方法の一つに「粉体塗装」が上げられます。

粉体塗装はシンナーなどの有害物質を使わない塗装方法で、大気汚染や悪臭などを軽減し、省資源にも有効です。製造工程で余分にスプレーされた粉体塗料は、回収して再利用しますので塗料の廃棄が大幅に削減できます。

もう一つは、リサイクルの推進として「廃棄時に容易に分別できる製品の開発」が挙げられます。デスクやイスなど多くの素材を使う製品は、廃棄時に分別が容易に行える設計になっています。リサイクル可能な部材と廃棄部材に分けることで、環境への負荷軽減に貢献しています。

また、製品製造工程での取り組みにとどまらず、梱包や物流における取り組みも行っています。例えば、各メーカーがCO2削減に独自の基準を設けて実施するなど、あらゆる面で努力がなされています。